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Let's note mini CF-M32J5/J8






mini 5代目。最高傑作。
M32があったから、当サイトができたと
言っても過言ではありません。

すでにminiの部屋の各ページで紹介しているので
ここで改めて書くことはもうない感じですが、
せっかくなのでざっとまとめてみますと、

A5ファイルサイズの筐体に15mmピッチのキーボードと
16mm光学式トラックボールを搭載し、
8.4インチSVGAディスプレイがついたミニノート。
揺れる電車内でも正確なマウス操作ができることが
現行各社製品にはないメリットである。
PCMCIA TypeII×2とUSBポートを本体に内蔵。
I/Oポート側にレガシーインターフェイス。
I/Oポートをはずすと、大容量バッテリー(通称デカバ)を
装着でき、8時間の連続使用が可能。
標準バッテリーでも2.5時間使えるモバイル仕様。

と、基本スペックだけでも価値あるノートですが、
M32には秘められたパワーがあるのです。

CPUは低電圧版MMX166MHz。(開発コードTillamook)
それまでのMMX Pentiumよりも低電圧で動作し、
発熱もかなり抑えられていてファンレス仕様にしやすい。
そういうCPUなので、クロックアップしても安定して動作する。
266MHz動作での成功例も多く、233MHz動作なら
ほぼ100%の成功率を誇る。安定性抜群なCPU。
モバイルPCに関してはクロックアップ否定論者だった
ちばですが、M32は233MHzにして運用しています。

チップセットはi430TX。省電力という特徴のほか、
EDOとSDRAMの混在使用が可能という
ちょっと変わったタイプ。最大メモリは256MB。
そのため、安価なSDRAMを使用でき、
128MB(128Mbitチップ)のSDRAMを挿せば
カタログスペック(96MB)を超える160MBになります。
さらにオンボードのEDO32MBメモリを剥がすことで
256MB(128Mbitチップ)のSDRAMが使えます。

オリジナルのHDDは9.5mm厚の2GBです。
しかし、12.7mm厚のHDDも普通に入るゆとりがあります。
さらに筐体を削るなど加工すると19mm厚のHDDも入ってしまいます。
いまでは市販のHDDはほとんど9.5mm厚ばかりになってしまいましたが、
かつては9.5mm厚より安価な12.7mm厚の18GBに
載せ換えて利用できるというメリットがありました。
今は流体軸受け60GB5400rpmのHDDに換装しています。
5400rpmも今では省電力化が進み、静かでモバイル利用に
適している上、M32の高速化にも一役買っています。
やはりボトルネックはHDDなので。

BIOSには8GBの壁があります。
しかし、SDRAMを使い160〜256MBにし、数十GBのHDDに
換装したM32には、余裕でWindows2000をインストールできます。
Windows2000をインストールすると、8GB超の領域も
データドライブとして利用できるようになり、
大量のデータを保存して持ち歩くことが可能になります。
持ち歩くには適したサイズのM32です。
必要なデータがすべて入っていることも、
いまだ手放せずにいる大きな理由になっています。

1998年6月の発売日以来、ほとんど毎日
M32を活用しているほどです。
完全に手に馴染んだ文房具以上です。
文房具だって7年半はなかなか使わないでしょう。
それもパソコンですからねぇ。
どこまで記録更新できるか楽しみです。
まぁ、壊れてなくなりさえしなければ、
WindowsVista登場までは安泰でしょう。


M32はBIOSのアップデートが提供されています。
起動時に表示されるほか、BIOSメニューからも確認できますが、
2.00-L15でない場合はアップデートしておきましょう。

さて、M32のちょっとした裏知識です。
分解・改造などしないひとには関係のない話ですが、
M32の筐体は2種類あることが確認されています。
といっても大した違いではないのですが、左パームレストを
固定しているビス穴の形状が異なります。


初期の筐体では、手前左隅(裏返すと右隅)のビスだけ
長いタイプのものが使われていますが、


後期の筐体では手前2箇所が長くなっています。
穴の周囲が浅くなっているのがおわかりいただけるでしょうか。

概ねM32J5は前期、M32J8は後期ですが、
変更時期は定かではありません。
J5で後期というのを見たような気はしますが・・・。

この違いを知らずに、短いビスを締めるべきところに
長いビスを入れてしまうと、パームレストまでビスが
貫通してしまいますのでご注意ください。


主な仕様

  1998年6月19日発売
品名 Let's note mini/M32
品番 CF-M32J5
CPU MMX Pentium 166MHz
RAM(ON/MAX) 32MB EDO / 96MB EDO
VRAM 2MB
HDD 2.1GB
FDD 外付(付属) I/Oボックス経由で接続
LCD 8.4型TFTカラー液晶
SVGA(800×600ドット(最大262.144色)
VIDEO NeoMagic MagicGraph 128XD (NM2160)
SOUND Yamaha OPL3-SAx (YFM-715)
PCカード TypeUx2またはTypeVx1 CardBus対応、ZV-Port対応
インターフェース USBポート、赤外線通信(IrDA-SIR,4Mbps/ASK)、マイク×1、ヘッドフォン×1、
I/Oボックス:
シリアル(Dsub 9)×1、パラレル(Dsub 25)×1、VGA(miniDsub 15)×1、FDD専用コネクタ×1、PS/2×1
キーボード OADG準拠キーボード88キー
ポインティング 16mm光学式トラックボール
消費電力 最大26W
寸法 幅225x奥行172x高さ36mm
重量 1.0kg


今ならどう使う?

M32に関しては役割はもう決まっています。毎日持ち運んで
電車の中などの時間を有効活用する。そのために大容量の
HDDを搭載し、必要になりそうなデータはすべて入れておく。
アプリケーションも、移動中必要になりそうな地図ソフトや
鉄道検索ソフト、ちばホームページの記事の追加・更新に
必要なweb作成ソフトや画像編集ソフト、テキスト検索・置換
ファイル名変換など、作業の効率化を図るためのツール、
ネットワーク系の調査のためのツールなど揃えておきます。
そのほか移動中のデータ通信のためのPHS・無線LAN・・・。

Jet miniからM32へと受け継がれ、10年が経過したこの役割は、
これらを高い次元で実現してくれる後継機種が登場するまでは
M32から解かれることはないでしょう。もしくは最後のM32が
完全に壊れ、あきらめて買い替えるしか道がなくなるまでは。





 

 
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