浴室の床にバスナを貼る



 

浴室の床タイル。物を落として欠けたところがあったり汚れがぜんぜん落ちない部分が出てきたりしてきました。

そこで浴室用の床材を貼ることにしました。

選んだ床材はこちら。


東リ クッションフロアー 浴室用床シート バスナリアルデザイン 182cm幅 4mm厚 BNR3004


現在の床タイル、壁タイルと同系色でかつ濃い目、汚れが目立ちにくくて落ち着いたものにしました。

これを貼ることによって水はけがよくなり、速く乾くことでカビが生えにくくなったり、冬場の冷たい感じが軽減されたり、という効果が期待できます。

東リ以外にも浴室用の床材を作っているところはありますが、東リは種類が豊富なことに加えて施工キットが用意されているのが気に入りました。


東リ バスナFA施工材料パック BNSZP10


それより何より、いちばん気に入ったデザインがこれだった、ということですね。

本当はゴールデンウィーク中に買ってきてその日のうちに仕上げてしまおうという勢いでホームセンターに行ったのですが、ぜんぜん置いてなくて、うちの近所では唯一ジョイフル本田千葉ニュータウン店にフクビ化学工業の「あんから」が用意されているだけでした。

勢いを大事にしてあんからにしちゃおうかとずいぶん悩みましたが、思いとどまりました。

あんからは薄い色合いなので、壁タイルと同じような色になってしまう。いちど貼ったら10年は風呂に入るたびに目にすることになるだろうことを考えたら、慎重になるべき、と思います。

ということでネットで注文することに。
再度よく調べます。

バスナにも3種類あり、売れ筋3.5mm厚のバスナフローレ、薄くて扱いやすい2.8mm厚のバスナアルティ、デザイン性を高めた4mm厚のバスナリアルデザインに分類され、それぞれいくつかの色が選択できます。

厚手になるほど価格が上がりますがたいした差ではないですし、厚いほうが冬場のひんやり感が防げたりクッション性が高かったりしますので、バスナリアルデザインの赤系統と対応する施工キットを発注。

どちらも東リから直送されて来ました。

 

円柱状に丸められて届くので、まずはくせをなくすために裏向きに丸めてしばらく放置します。

特にエンド部分の反りはきっちり解消しておくことが大事なので、そちらを床に向けて固定し自重で回復するよう促します。

その間に風呂場の床を掃除して拭き取って乾かしつつ、隅の古いコーキングを除去します。

さらに床サイズや排水口の径を計ります。

1時間ほど放置してみたところクセは取れていました。

計った床サイズより外周が2mmずつ空くように切りだします。

ついてきた施工説明書には2~3mmと書かれていましたが、あまり空けすぎるとシーリング材が足りなくなるし、乾燥にも時間を要するので1~2mmでいいと思います。

次に測定した排水溝の穴の位置にしるしをつけます。

さらに、排水口が来るであろう位置に6mm程度の穴を開けます。
ちょうどこの日のために買ったかのような木工用の手回しドリルがあったので、これでじっくり開けてみます。

開けたら床に仮置きしてみて穴と排水口のズレを確認します。

そしてズレを補正しつつ排水口より2mmほど大きい穴を開けます。

この穴は円切りカッターを使用して開けました。


NT 円切りカッター クリア iC-1500P


うまくいった。美しい仕上がり。(^^)v

これも排水口に溜まった髪の毛を取り除くたんびに目にするので、惜しまずカッターを買いました。

さて、貼りつけ作業に入ります。

施工パックを確認。

まずはクイックレベラーを水で溶かし、ペースト状にして床に塗り広げます。
セメントみたいなものです。

この作業にはダイソーで買ったゴムへらを使うのがとてもいい感じです。金属やプラスチックのへらだとタイルを擦る音がうるさいので。

タイルの目地に擦り込んで平坦にするのが目的です。けっこう余ります。

ひととおり擦り込んだら乾燥させます。

30分くらいで乾いて白くなってきました。

次にバスナセメントEPOという2液混合型のエポキシ系接着剤を混ぜます。

混ぜたら付属の波型のへらで速やかに床に塗り広げていきます。

もたもたしてると乾いてしまいますので手早くいきましょう。
しかもこちらは量的にぎりぎり。微妙に足りないくらいの感じがします。
最初に塗ったところが乾いてしまい、そう感じたのか? ともかく手早く。
塗っていくうちに粘り気がどんどん増していきます。ニカワのような感じ?

さて、次が大一番です。
最重要ミッションです。

素早く狙った位置に床材を置いてください!

置いてしまったが最後、もう動かすのは困難です。ねっとりと貼りついてしまいます。
排水口の穴が同心円上になっていれば見栄えは悪くないと思いますのでそこだけ注意しましょう。

一致させたら、排水口の周辺から踏み踏みしてしっかり接着させていきます。

最後にコーキング。周囲にマスキングテープを貼ります。

シーリング剤は茶系のものが同梱されています。

排水口の穴のマスキングはテープを丸く貼ることそのものが手間なので行わず、よりじっくりと手作業でシーリング剤を塗り込んではみ出たらすぐに拭き取りながら仕上げました。

周辺は少し多めに塗ってへらで擦り込んでおきます。

複雑な形状の部分は塗りむらができてもしかたないので防水性が確保できるよう厚めに塗ってよく擦り込みました。

擦り込みが終わったら、マスキングテープをはがします。余ったシーリング剤が垂れないよう注意しながら段ボールの切れ端などに巻き取っていきます。

ここで痛恨のミス!
マスキングテープの巻き取り中に写真撮影に使っていたスマホに着信があり、思わず出てしまいマスキングテープが宙ぶらりんな状態に。作業に集中できないまま進めてしまいキレイにはがせずにムラが出来てしまいました。⤵

別に折り返せばよかったのに・・。
ムラを見るたびにずっと思い出すことでしょう。

それを除けばおおむねうまくいったかと。

あとはシーリング剤が乾くまで風呂は使わないこと。丸一日は乾燥させたいところです。

乾きが速く、さらっとした床に戻りやすくなりました。

 

冬。

バスルームに足を踏み入れたときの
うっっ、冷て!
という感触がなくなりました。完璧です!

 

コメント

  1. ボギー より:

    詳しい説明が参考になります!

  2. ちば より:

    ボギーさん、こんにちは。
    お役にたてたようで何よりです。
    やってみた人でないとわからないことがあるので、その辺が少しでも伝わればいいと思っています。

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