しばらく前からノートパソコン用のカーアダプタを探していましたが、ようやくいいものを見つけました。
カーアダプタだけでなくACアダプタとしても使え、出力電圧も12~24V間で8段階選択できます。
さらに5V出力まで付いています。
しかも安い!
楽天で見つけたDC-DCコンバータ。
マルチアダプター(AC・DC対応)12V~24Vの機器に、車もOK・100Wマルチアダプター(AC・DC対応… |
「Meind」というブランド名で「Power Inverter」、
「Universal car and home adapter for laptop」という記載があります。
型番に相当する表記は見当たりません。
Meindは格安インバーターメーカーとしてそれなりの知名度を獲得している中国の電子機器メーカーです。
AC Inputは110-240Vとなっています。
DOS/V機を扱っていた人には馴染みの電圧ですね。
まぁ、一応自己責任ですが、日本のAC100Vでも動きます。
蓋を開けると本体と8種類のDCプラグアタッチメントが顔を見せます。
本体には「Meind 100W LAPTOP UNIVERSAL ADAPTER」、
「IN DC12V & AC110-240V to OUT DC12-24V」とありますが、やはり型番とみられる表記はなし。
・・・「Meind Power Inverter」と呼ぶことに決めます。
そのほか、シガープラグつきDCコード、ACコードがついてきます。
取説はありません。
いちいちビニール袋に包まれてもいません。
中敷を取り去ると梱包箱がそのまま収納箱として利用できます。
蓋の部分には磁石が埋め込まれていて、強力ではないもののカチッと閉まります。
かつては日本製品にこういう親切設計が多かったものでしたが・・・。
どうしたものづくり王国ニッポン!
製造コストばかり気にして、ユーザーニーズ・・・というより琴線に触れる作りとか、伝わる作者の心意気とか、そういうものを亡くしているんじゃないかな?
そういう点でもこの製品には見るべき点が多いと感じます。
だいたいACアダプタっていやぁ、判で押したようにプラスチック筐体が当たり前になっています。
いや、わかってますよ、感電防止などの安全基準を安いコストで実現するのに最も適した素材だってことくらい。
でも、この製品の金属筐体に触れたときの安心感。
電圧だっていくつも選べて便利なんですが、間違えて過電圧を供給してしまったときには対象物を壊してしまうわけですから、このような製品を出しづらいということもあるのかも知れません。
電圧とか極性とか言われてもピンとこないどころか、拒絶反応を示す人だっているでしょう。
そういう人が手にする製品ではないかも知れない。
しかし、わかっている人にとってはとても便利な製品です。
PL法が悪法になっているのではないかと危惧します。
国内の自由闊達な製品作りを阻害しているのだとしたら・・。
そんなことを考えさせられる製品です。「Meind Power Inverter」。
さて、話を戻しましょう。(^^ゞ
12v.15v.16v.18v.19v.20v.22v.24v. 8つの電圧切り替えスイッチ。
出力電圧はLEDで確認できますので、先ほど危惧した人的ミスによる過電圧供給は起こしにくいと言えます。
さらには、USB端子による5V出力もついています。
アタッチメントの差し込み口は+と-を挿し間違えないよう異なる径になっています。
ちなみにLet’s note R4の場合はこの白いプラグを使います。
100Wの余裕のおかげか、R4のような低消費電力なPCを使っている限り、充電しながらでもぜんぜん熱くなりません。
日中の車内、日差しの中だとむしろR4のほうが熱くなって心配になるくらいでもこのアダプタはクールです。
■ 付属アタッチメント・プラグ 8種類 (単位:mm)
色 | 赤 | 黄 | 黄 | 黄 | 青 | 白 | 緑 | 黒 |
外径 | 3.5 | 4.0 | 5.0 | 5.5 | 5.5 | 5.5 | 6.3 | 6.0 |
内径 | 1.4 | 1.8 | 3.3 | 1.5 | 2.1 | 2.5 | 3.0 | 4.3 |
長さ | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 14 |
DC12~18V出力はなんと5.5Aもの電流を供給することができます。
DC19~24V時は4Aに下がります。
USB5Vについても1A取り出せます。
POLARITY: という表記がありますが、ようわかりません。
極性の切り替えができるようになっているわけでもないし。
手元にあるものはセンター(+)ですが、センター(-)バージョンも存在するのかも知れません。
ほんとうは、該当しないほうを黒マジックかなにかで塗りつぶしてから出荷するんじゃないのかなぁ?
実は内部に切り替えるためのジャンパーが用意されている、とか。
・・・確認してみよう! (^^ゞ
検査済みシールをはがして開けちゃいました。
これで保証は受けられなくなりました。(ん?そもそも保証ってあるのか?)
よい子は真似しないでね。(^^ゞ
・・・特に極性を切り替えるようなものは用意されていませんね。
一応パターン面も確認。
ないですね。
16v時の開放電圧を計ってみると、16.4Vが出力されていました。なかなか正確だと思われます。
ということで、「Meind Power Inverter」のよさが伝わったでしょうか?
価格も安いですし、多彩な出力・入力・端子をもつ万能アダプタとしてひとつ持っておくと、役立つ場面は多いかと思います。
特に車をお持ちの方は、車にひとつ放り込んでおいて損はないかと。
2014年11月17日追記:
その後ほどなく、同製品は入手が困難になりました。
折に振れ、代わりになりそうな製品を探していましたが、ようやく出てきました。
ノートパソコン DC DC 100W マルチDCアダプター
Amazonで現時点では5,800円となっています。
AC100Vは考慮していないし、USB出力もないし、値段も上がるしで魅力は半減ですが、写真から見て作りはしっかりしているようですし、何より100Wクラスはなかなかないんですよね。
ほかにもこれとかこれも気にはなりますが、自動電圧調整機能というのが逆に不安を感じてしまうのは気のせいでしょうか?
いづれも90Wあるのでまずまず使えるとは思いますが・・。
まぁ、実際に買ってないので、情報収集レベルの話ではありますが、ご参考までに。
コメント
たいへん参考になりました。ありがとうございます。teco