これまで仕事用の車で音楽を聴くときはBluetooth FMトランスミッター Japan Ave. JA996を使っていました。
が、USB端子がへたって来たので、買い換えることにしました。
JA996は型番を変えずにBluetooth5に対応したバージョンに変わっているようですが、それっておかしくないですかね。
普通、JA997とかに変えるでしょ。
おそらくAmazonでの評価が高かったので、その評価を引き継ぎたいという考えでそうしたのでしょう。
でも、メジャーバージョンアップですので、事実上異なる製品です。
同じ評価欄に異なる製品の評価が混ざるのは紛らわしい。
優れた製品ならあらためていい評価を集めればいい話です。
そういう胡散臭いことをするから、違う製品に気持ちが動いてしまうんですよ。
で、気持ちが動いた先にあったのが最近評価の高い、Bluetooth5に対応したFMトランスミッター、BH347です。
2020日本語改善版 FMトランスミッター Bluetooth5.0 Siri Voice Assistant 高音質 QC3.0急速充電 車載FMトランスミッター 車載充電器 2ポート 対応 12V-24V車対応 LEDディスプレイ ハンズフリー通話 バッテリー電圧測定 日本語説明書 18ヶ月保証
Bluetoothが5.0になると音が途切れることはほとんどなくなるので、音の良し悪しはFMラジオへの送信性能にかかってきますが、FMトランスミッターとしての性能もいいようですので、これにしてみました。
まぁこっちはこっちでメーカー名もよくわからないという胡散臭さなんですけどね。(^^;
開けてみると本体のビニールの包み方がテキトー過ぎて引きます。
日本人なら開けたときに商品がよく見えるように折った残りは商品の下にまとめると思うんです。
え? 中華製品にそんなの求めるなよって? ごもっとも。
でもまぁ商品のほうはなかなかしっかりした作りです。
シガーソケットとの接点の造形が美しい。この美しさは日本製でもなかなかありません。
エッジ部分は面取りが施されていてシャープな印象だし。
日本の技術基準適合認定も取得しています。
つまり、生産ラインででっかい声で喋りながら梱包しているであろうおばちゃんたちはさておき、技術者たちはいい商品を作ろうという気概を持って仕事をしていることが伺えます。
USB端子を前面に、操作ボタン類を周囲に配置しています。
表示パネルは起動直後に電圧表示。
その後モード表示が点滅し、認識すると送信周波数が表示されます。
FMラジオで他の放送電波がなさそうな周波数を探してそこにトランスミッターの周波数も合わせます。
そしてBluetooth接続。
BH347と表示されます。
ラジオからは「Bluetooth mode」,「Bluetooth connected」とまったりちょっとやる気のない感じのおねえさんの声が流れます。
コストダウンの一環でしょうか。(^^;
あるいは、いま日本ではアンニュイな雰囲気がウケるらしいぞ、という市場調査の結果こうなっているの、かも??
いや、日本でウケたいなら、日本の声優さんを起用して日本語でアナウンスすることをオススメします。
この製品が売れて儲かったら次はぜひ。
音楽を流します。
JA996(Bluetooth4版)より明確にいい音です。
ダイナミックレンジが広がり、音潰れが少なくなりました。
JA996のときはスマホ側のボリュームを最大にしないと音量が確保できない感じでしたが、BH347は8割くらいで同程度の音量が得られるので、それが影響しているのかも知れません。
ていうか、この点については何でいままでこんなことが実現できていなかったのかが不思議。
ともあれ、ダイナミックレンジの広がりにより、FMラジオとの差がほとんどなくなった感覚で聴けます。
ハイレゾ音源をかけていると部分的には優っているとさえ感じます。
本来あるべき姿だと思います。
遠くの放送局から飛んでくる電波に勝てないはずがないんですよ。理論的には。
でも現実的には、小さな筐体の中で2種類の高周波を取り扱うため、高度な設計が求められるという難しさがありました。
おそらく回路のチップ化が進んだことや、Bluetooth5.0による安定化が高音質化に寄与しているものと思われます。
ごちゃごちゃ書きましたが、端的に言って音がいい!
この1点で十分オススメできるBluetooth FMトランスミッターと言えます!
しかも安いし。最高です。
tips:
所詮は電波を経由しているので、特に市街地走行中の外来ノイズには弱いです。
そこでUSB端子にUSBケーブルをつなぎ、ラジオの近くまで伸ばしておくと、いくぶん電波が届きやすくなり、受信が安定します。
コメント