システムキッチンの照明をダウンライト調に
① ダクトレールを使ってリニューアル!
② 問題児のペンダントライトをどう改善して設置するか悩む
③ ペンダントライト、設置へ。
システムキッチンを交換せずに手を加えて、今風にリニューアルしてみました。
取り換えるとなるとだ~いぶお高いですからね。
これをやろうと思ったのはIKEAでアルミ製の幅広取手を見つけたことがきっかけです。
昭和っぽいくすんだメッキの取っ手を取り去り、このアルミの取っ手に変えるだけでも、ずいぶん平成っぽいシステムキッチンに変わるだろうと思いました。
もっとも平成も終わっちゃうんですけど。(^^;
令和、にも通用するかな?
また、扉にはカッティングシートを貼り、柔らかい木目調の雰囲気に変えたいと思います。
さらに、照明を蛍光灯型からダウンライト調に変更しようと思います。
システムキッチンのリニューアル
まずは長年放置してきた油汚れを可能な限り拭き取ります。シートを貼ってもすぐ剥がれてくるようでは困りますからね。
油は扉の裏側にも入り込んでいます。
カッティングシートを貼るときのことも考え、扉はすべてはずして拭き取ります。
今回初めて油汚れに強いと噂のセスキ炭酸ソーダなるものを使ってみました。
落ちる落ちる。
びっくりしました。
油のべたべたと結合してくれるようで、拭き取った後がさらっとするのが嬉しいです。
仕方なく剥ぎ取られるのではなく、喜んで取れてくる感じです。
拭き取りにはキッチンペーパーをふんだんに使いました。と言っても1ロールとちょっとです。
扉の縁にはプラスチックがはめ込んであるので、取り外して拭き取りました。
プラスチックは色褪せている部分もあるし、安っぽく見える元凶なので、落ち着いた色で塗装することにしました。
いや実は、最初は屋根用の輝く青い塗料が余っていたのでワンポイントにいいかな、と思って塗ってみたんですが、みごとに安っぽく見えてしまったので駄目だこりゃってことで方針転換しています。
暗めでシックなカッティングシートとの組み合わせだったら合うのかも知れないですが。
カインズで見比べて艶消し焦げ茶色の水性塗料、フレッシュワイド アースブラウンを選びました。
刷毛の塗りムラが出てもかえって木目っぽく見える、なかなか使い勝手のいい塗料です。プラスチックが木のように見えます、パッと見は。
カッティングシートはあちこち見て回りましたが、なかなかいいのがない。
そんな中見つけたのがこれ。
ニトリで見つけた薄い木目調のカッティングシートです。
ただ、後でわかったことなんですが、このように折り畳んで売られているものは仕上がりがよくないですね。
どうしても折り目の部分がシワになりやすい。
一生懸命伸ばしながら貼れば一見目立たなくはなりますが、近くで見るとわかっちゃう。
でも探した範囲では他に使いたいと思うものがなかったので仕方ない。大量に買っちゃったし。
そのうち見飽きた頃にロール売りでいいのを見つけたら再度張り替えようと思います。
ということでパッと見はずいぶん洗練された感じになりました。
塗装が乾いたプラスチックの縁を戻し、イケアのアルミ取っ手を取り付けます。
確実に現代にタイムスリップしてきた感じです。
システムキッチンの照明をダウンライト調に
さて、お次は照明です。
もともとは20Wのキッチン用の直管型蛍光灯が取り付けられていました。紐スイッチをカチャカチャ引っ張ってON/OFFするやつですね。まさに昭和。
中身は数年前に蛍光灯型LEDに変えましたので消費電力的には問題なかったですが、デザイン的にはこれを変えないと昭和からの脱却ができませんよね。
イケアなどで展示しているのを見ると、ライトを貼り付けてモールで配線を隠すパターンですが、それだと後付け感が拭えないので、もうちょっと格好よくできないか考えました。
カインズホームでちょうどいいMDFカラー合板ホワイト880円を見つけたので、吊戸棚の底面の大きさにカットし、LEDライトを取り付けることにしました。
カットした断面は白の水性マーカーを10回ほど重ね塗りしました。
ペンキで塗装するとムラが出やすい、ていうか、この細い部分を刷毛で綺麗に塗ることなど困難だと思っているので、マーカーで正解でした。
写真は左から1cmごとに塗り重ねた様子ですが、3回くらいでほぼわからなくなります。
LEDライトはamazonで中華製のアルミリング型キッチンライト4個セット3500円を選びました。
MYZAKAYA LED キッチン 手元灯 棚下 8W 680LM 4個付け 台所/玄関/階段/クロゼット 調光 超薄型 円形 LEDライト (電球色)
という商品でしたが、もう同じものは手に入らないようです。下は類似の商品です。
Lampaousキャビネットライト キッチン 6 * 2W(合計12W)明るさ調整可能 電球色 3000K 合計960ルーメン
私が買ったものより、分岐アダプタが細身で加工しづらそうですが。そこは工夫で。
こんな感じで組もうかと。わりとアバウトです。
手前と両サイドの縁に沿って、アルミ平板を貼り付け、その厚みでできた内側にLEDライトの配線を通す計画です。
奥側は、蛍光灯を取り付けていた穴の位置にアルミ平板を配して共締めします。
次にライトの電線を通す穴を開けます。
穴と端子の位置を合わせ、ネジ止めする場所をマーキングします。
ネジ穴を開けます。
ライトをネジ止めします。
配線をMDF板の裏側に通し、右手前方に集めます。
配線は平らに整えながらところどころグルーガンで固定しておきます。
配線を集めた右手前方にスイッチボックスを設置することにしました。
LEDライトセットは12Vで動作します。かさばるACアダプタは棚の奥に納めるとしても、電源スイッチをよく見える押しやすい場所に設置する必要があるため、ボックスを用意して分岐アダプタとともに押し込もうって算段です。
電源スイッチは青色LEDで光る自照式のものを、ボックスにはタカチ電機工業の傾斜型アルミケースTS-1Sを選びました。
Ulincos 押しボタンスイッチ U19C5 オルタネート 防水スイッチ 切り替え IP67 ブルーLED 1NO1NC SPDT ON/OFF シルバー ステンレススチール 12V 19mm IP67 (青) カプラー付き
狙い通り、見た目はシャープでかっこいい。
スイッチ径はよりコンパクトな16mmものもありますが、大きめのほうが爪の長い女性でも押しやすいかな、と思いチョイスしました。キッチン用なんで。
自照式の青LEDについても、ライト点灯中は消すようにもできますが、直感的に探しやすいよう常時点灯としました。
19mmの穴あけはちょっと大変です。かつては6mmほどの穴を開けたあとはリーマーで拡げていましたが、いまはこのようなステップドリルができたのでずいぶん楽になりました。
分岐アダプタとスイッチとの配線をどうするか考えながら作業に没頭しているうちに、できあがってしまいました。
正面天面はアルミヘアライン仕上げで美しいですが、側面底面は黒なので統一性を持たせるため、扉のプラスチックと同じ塗料で焦げ茶色(アースブラウン)に塗装しました。
正面のネジは目立つので、手回し式のローレットネジに変えてみました。
アルミへのネジ止めは力を入れ過ぎるとすぐネジ穴をなめてしまうので、手回し式にすることで力をかけ過ぎないようにする狙いもあります。
結局裏面も傾斜の関係でドライバーを入れにくいので、ローレットネジにしました。
MDF板の裏側は配線があるので、MDF板の補強を兼ねて周囲とネジ止めする部分に厚さ3mmのアルミ平板を貼り付けています。
棚へのネジ止めは極力、はずした照明器具の跡などですでに開いているネジ穴や棚の組み上げ時に使用しているネジの長さを変えて同じ場所に合わせるようにしています。
といっても微妙にずれるので、丸ヤスリでネジ穴を微調整し、手前角だけはぴったり合わせました。
おかげでそういう製品だったかのように見えます。
すごい手間がかかりましたが、ローコストで見違えるようになり、満足度はかなり高いです。
システムキッチンの照明をダウンライト調に
① ダクトレールを使ってリニューアル!
② 問題児のペンダントライトをどう改善して設置するか悩む
③ ペンダントライト、設置へ。
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