Let's noteナビゲータの執筆時にお借りして、1週間ほど使いました。
このデジカメの最大の利点は、厚さ約21mm・重量約140gの薄型コンパクトサイズと、当時としてはきわめて高速な、ノーマルモードで約2枚/秒の撮影間隔を実現していたことです。シャッターボタンを押し続けることで、動きのある被写体も連続的に撮影することができました。NDフィルタも搭載していて陽射しの強い場所での撮影に便利。
薄型のため電池は単4アルカリ乾電池4本でした。単4じゃ保たないだろうなぁ、という意に反して約40分の撮影が可能でした。さらにこの薄さでCFスロットがついていました。
本体には液晶モニターはなく、オプションで1.8インチ液晶モニターが用意されていました。そのため本体価格は低く抑えられていました。液晶モニターでの記録時の表示はややコマ送り的ですがCOOLSHOT
IIよりはスムーズでした。
COOLSHOTは本体価格が安く、光学ビューファインダーを引き出しすと電源が入りさっと撮れ、CFカードを抜いてさっとPCに画像を転送。気軽に買えて手軽に使えるメモカメラ的要素が強かったように思います。
しかしいかんせん、補色系のフィルターの色相がお世辞にもいいとは言えず、全体に青みがかってしまい、特に人の顔色が悪く見えてしまうものでした。
また、暗いところにも弱く、モニター画面がないだけに撮れたかどうかとても不安でした。13cmまで寄れるマクロも、ファインダーとのずれが気になりこれも不安でした。
そんなわけで、軽快にメモ代わりに使う、というわけにもいかず、残念ながら買ってまで使う気にはなりませんでした。(金がなかったとも言う(^^;)。)