手ブレ補正機能付き12倍ズーム Panasonic DMC-FZ10
|
|
最初にOLYMPUSが仕掛けた10倍ズームコンパクトデジカメのブームに追随するため、各社同様の機種を次々と登場させてきました。
そこにPanasonicが出してきたのが、光学12倍ズームで光学式手ぶれ防止機能がウリのDMC-FZ1でした。
そのFZ1を進化させ、高画質化を図ったのが、DMC-FZ10です。
解像度を200万画素から400万画素へと向上させるにあたり、CCDのサイズを大型化、それに伴いレンズも大型化、ボディまでもがサイズアップし、まったく別な機種へと生まれ変わりました。結果、Panasonicの技術の粋を極めたこだわりの逸品となっています。
見た目にもかなり迫力のあるレンズ、ライカの眼・バリオエルマリートレンズを搭載し、ズーム倍率12倍ながら、なんとズーム全域でF2.8の明るさを誇ります。
この明るい大型レンズに光学式手ブレ補正機能を搭載し、さらに進化したヴィーナスエンジンによるノイズリダクションで、暗くてもブレにくく綺麗な画像が残せます。
電源を入れるとレンズがせり出してくる構造のため、フィルターなどを取り付けるためには付属のレンズフードが必要です。
レンズフードの外観はプラスチックですが、ねじ切り部分には金属が埋め込まれていてしっかりと取りつけることができます。
もともとは立派なフロントリングがついています。
本体のフロントリングをはずして代わりにレンズフードを取り付けます。
フォーカスリングを境にゆったりと拡がる形状です。
撮影時にはグリップになり、レンズ付近をしっかりとホールドできる上、せり出してくるレンズに気を遣う必要がなくなりますので、もはやつけっぱなしになっています。
レンズフードの先には一般的な72mmのフィルターを取り付けることができます。レンズ保護を兼ねてUVフィルターを取り付けるといいでしょう。
まるで高級一眼レフカメラのようないでたちに変貌します。
ボディはシルバーとブラックの2種類があります。シルバーは先進的で精悍な印象ですが、ブラックのほうはワニ柄のような表面処理が高級感を醸し出しています。
レンズの横についているフォーカス切り替えツマミは大型で、レンズ部を支える左手親指の手触りだけで確認・変更することができます。
フォーカス切り替えツマミの上には内蔵マイクのスリットがあります。
ここなら指でふさいでしまうことはまずないでしょう。
液晶モニターの上方に並ぶボタン群。EXPOSUREという聞き慣れないボタンを押すと露出とシャッター速度の切り替えができるようになるため、マニュアル撮影時には不可欠なボタンです。ここは癖を掴む必要あり。
さらに上には内蔵フラッシュをポップアップするボタンがあります。
内蔵フラッシュはリフトアップ型で、けっこう高い位置に上がります。
望遠時には役に立ちませんが、手近な撮影には重宝します。
大きなモードダイヤルはたくさんの機能を簡単に選択できるようになっています。ズームレバーは人差し指が自然に当たる位置にあるし、シャッターボタンもほどよい位置にあり、ストレスなく撮影できます。
電源スイッチはちょっと古風なスライド式ですが、誤操作しにくくいい感じです。メニューボタンと十字キーでスムーズに設定を変えられます。
2型の液晶モニターは充分な情報量で撮影のアシストをしてくれます。
明るさも充分で、あまり見づらいといったことはありません。
液晶モニター脇の蓋を開けるとminiUSB端子とAV出力端子がお目見えします。USBストレージとして認識します。
ACアダプタをつないで直接電源を供給することができます。
電池室の中には、リチウムイオンバッテリーのスロットと、SDカードスロットがあります。
電池のもちはなかなかいいです。
蓋の作りもなかなかしっかりしていて安心感があります。
底面の三脚用ねじ穴は電池蓋に近く、三脚につけたままでの電池交換はできないのが残念です。
ショルダーストラップは簡単にははずれにくい構造になっています。
ちばの場合は、鞄などに入れて持ち歩くため、不要なのではずしました。
ショルダーストラップをはずすにはロックをはずしてカバーをずらし、
ロックレバーを回転させるとはずせるようになります。
充電器兼ACアダプタです。バッテリーが2個あれば、こうして充電しながら撮影を続けることができます。
さて、このカメラは北海道旅行を前に急遽調査して仕入れたものです。
そのためサンプル画像も機能的な確認よりも北海道の画像が中心となっています。しかもそのほとんどはフルオートでの撮影です。
完全マニュアル操作したのは、冷えて曇った水槽のガラス越しに撮影した上川町アイスパビリオンのクリオネぐらいです。
そこからもこのカメラの素性のよさを感じ取っていただけると思います。
■サンプル画像
クリックするとオリジナル画像を表示します。
ファイン2304×1728
北海道 キタキツネに出会う
|
|
ファイン2304×1728
夕張・炭鉱の歴史村
|
|
ファイン2304×1728
富良野タクシー
|
|
|
|
|
|
ファイン2304×1728
麓郷の森に咲く花
|
|
ファイン2304×1728
石造りの家
|
|
ファイン2304×1728
富良野・気球
|
|
|
|
|
|
ファイン2304×1728
富良野・ひまわり
|
|
ファイン2304×1728
上富良野・彩香の里
|
|
ファイン2304×1728
上富良野・彩香の里
|
|
|
|
|
|
ファイン2304×1728
上富良野・彩香の里
|
|
ファイン2304×1728
上富良野・彩香の里
|
|
ファイン2304×1728
上富良野・まっすぐな道。
|
|
|
|
|
|
ファイン2304×1728
美馬牛・かんのファーム
|
|
ファイン2304×1728
美瑛駅
|
|
ファイン2304×1728
旭山動物園
|
|
|
|
|
|
ファイン2304×1728
旭川
|
|
ファイン2304×1728
クリオネ・マクロ
|
|
ファイン2304×1728
旭川駅
|
|
|
|
|
|
ファイン2304×1728
層雲峡・銀河の滝
|
|
ファイン2304×1728
層雲峡・大函
|
|
ファイン2304×1728
層雲峡・大函
|
|
|
|
|
|
ファイン2304×1728
糠平・旧国鉄士幌線跡
|
|
ファイン2304×1728
糠平・旧国鉄士幌線跡
|
|
ファイン2304×1728
糠平・旧国鉄士幌線跡
|
|
|
|
|
|
ファイン2304×1728
糠平・旧国鉄士幌線跡
|
|
ファイン2304×1728
帯広・旧国鉄広尾線愛国駅
|
|
ファイン2304×1728
帯広・旧国鉄広尾線幸福駅
|
|
|
|
|
|
ファイン2304×1728
帯広・旧国鉄広尾線車内
|
|
ファイン2304×1728
釧路・丹頂鶴
|
|
ファイン2304×1728
釧路の糸トンボ
|
|
|
|
|
|
ファイン2304×1728
釧路湿原展望台
|
|
ファイン2304×1728
釧路・フィッシャーマンズ
ワーフの海鮮お好み焼き
|
|
ファイン2304×1728
摩周湖・マクロ
|
|
|
|
|
|
ファイン2304×1728
網走刑務所の白百合
|
|
ファイン2304×1728
女満別空港管制塔
|
|
ファイン2304×1728
プロペラ旅客機
|
|
|
|
|
|
ファイン2304×1728
新京成電鉄
|
|
ファイン2304×1728
八柱駅の斜めな改札
|
|
ファイン2304×1728
基板・マクロ
|
|
|
|
|
|
動画
MOV形式 再生にはQuickTimePlayerが必要です。
320×240 30fs
紋白蝶
|
|
320×240 30fs
気球
|
|
|
|
320×240 30fs
クリオネ
|
|
320×240 30fs
離陸
|
■DMC-FZ10 仕様
記録方式
|
JPEG、Motion JPEG(MOV)、DCF/Exif2.2 準拠、DPOF対応 |
記録画素数
|
静止画:2304×1728、1600×1200、1280×960、640×480
動画:320×240/30fs、10fs |
記録媒体
|
SDメモリーカード、マルチメディアカード(MMC) |
撮像素子
|
1/2.5型CCD 総画素数423万画素 原色フィルター |
レンズ
|
ライカDC VARIO-ELMARITレンズ8群13枚(非球面レンズ3枚、EDレンズ1枚)
焦点距離:f=6〜72mm(35mm判換算 35〜420mm相当)
開放絞り値:全域F2.8
フォーカス方式:通常/マクロ(モードダイヤル)、ノーマル/スポットAF(スポットモード)、マニュアルフォーカス(リング方式)/ワンショットAF/コンティニュアスAF切換え
光学式手ブレ補正 |
撮影可能距離
|
通常:ワイド端30cm/テレ端2m〜∞、
マクロ/A/S/Mモード時:ワイド端5cm/テレ端2m〜∞ |
露出制御方式
|
プログラムAE/絞り優先AE(A)/シャッター優先AE(S)/マニュアル露出(M)・プログラムシフト(Pモード時)
測光方式:インテリジェント評価測光/スポット測光(スポットモード時) |
露出補正
|
±2.0EV、1/3EV刻み |
シャッタースピード
|
8〜1/2000秒 |
感度
|
ISO50/100/200/400 |
ホワイトバランス
|
フルオート
晴天/曇り/白熱灯/フラッシュ/セットモード
調整可:±5ステップ(オート時以外) |
連写
|
全ての記録画素数で4コマまたは2コマ/秒、
最大7コマ(スタンダード)/5コマ(ファイン) |
セルフタイマー
|
10秒/2秒 |
内蔵フラッシュ
|
発光モード:オート/赤目軽減オート/強制発光/赤目軽減スローシンクロ/発光禁止・発光量調整
フラッシュ撮影範囲:0.4〜4.0m(広角側/ISOオート)
2.0〜4.0m(望遠側/ISOオート) |
ズーム
|
光学12倍/デジタル3倍 |
モニタ
|
2.0型 13万画素 低温ポリシリコンTFT液晶(視野率約100%) |
ファインダー
|
電子ファインダー(11.4万画素) 視度調整付き 視野率約100% |
入出力端子
|
マイク、スピーカー、DC入力端子、USB1.1端子、A/V出力(NTSC/PAL)、
外部フラッシュ接続ホットシュー |
電源
|
リチウムイオンバッテリーパック(付属、7.2V、680mAh)、
バッテリーチャージャー/ACアダプター(付属、100〜240V対応) |
電池寿命
|
液晶モニター撮影:約100分/200枚
ファインダー撮影:約120分/240枚 |
サイズ
|
幅138.5×高さ87.2×奥行105.7mm(突起部を除く) |
重量
|
約518g(本体)/約550g(メモリーカード、電池含む) |
付属品
|
DCコード、A/Vケーブル、USB接続ケーブル、レンズキャップ、レンズフード、ストラップ
(※SDメモリーカードは別売です) 、
CD-ROM:SD Viewer for DSC、PictureStageイメージアップローダー、ArcSoft PhotoBase、ArcSoft PhotoImpression、ArcSoft
Panorama Maker、ArcSoft PhotoPrinter、USBドライバー |
|