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ハイビジョンハンディカム SONY HDR-HC1


いやぁみなさん、ハイビジョンですよ!!!!。
ついにハイビジョンが手の中に。

まぁ、手の中というにはまだ大きいですが、
それにしても時代の進歩というものを感じざるを得ません。
1〜2年前に、似たような形状・サイズの
ビクターGR-DV5000を使ったことがありましたが、
あまりいいイメージが残っておらず第一印象は悪かったのですが、
すぐにそんなものは吹っ飛んでしまう先進性を感じました。

まずはビューファインダーと液晶モニターを開いてみます。

ぱっと見は特に変わり映えのしないレイアウトですが・・・よく見ると液晶が16:9のワイド画面になっています。
もちろんビューファインダーの中も16:9ワイドです。

そして液晶を開いた内側にありがちな操作ボタンがない・・・。
ただワイドというだけではなく、実は液晶画面がタッチパネル式になっているんです。各種設定や再生操作などはすべてタッチパネルで行います。
再生操作はともかく、設定は少しやりにくいです。

タッチパネルはマニュアル撮影時のスポット測光/フォーカスのポイント指定にも利用できますので、そのほうが真価を発揮できるかもしれません。
 
液晶モニターについてさらに語ると、透過型と反射型の両方の特性を備えたハイブリッド液晶モニターなので、明るい場所での見づらさがかなり抑えられています。

液晶の左側には録画スタート/ストップボタンとズームボタンが並んでいます。電源を入れ液晶を開いたあとは、液晶を見ながらの基本的な録画操作ができるという寸法です。 万一自分撮りするときは便利です。
液晶パネルの内側には電源OFF時でも確認できるバッテリーインフォボタンとオートロックスイッチが寂しく並んでいます。

それだけに「05年製」のシールがひときわ燦然と輝いて見えます。

シールの右側に5つの穴があいていますが、ここにスピーカーが設置されています。
メイン操作部のアップ。

電源レバーを下に押し下げると電源が入り、さらに一度下げるごとにモードが切り替わります。
「撮る - テープ」「撮る - メモリ」「見る - 編集」の3段階。

モードにあわせてLEDが点灯します。

SONYならではのLANC端子もここにあります。
人差し指が当たる位置にはお決まりのズームボタンがついています。
その手前にはフォトショットボタン。

解像度は若干落ちるものの、ビデオ撮影中でも静止画を撮ることができます。
落ちるとは言っても、最大1440×810ドットあるので、充分利用価値があるものです。
右側面にはメモリースティックスロットがあります。

Duo/ProDuoが使えます。
・・・・・
ソニーさん、いいかげんSD陣営になりませんか。

βのときはそれなりに技術的価値があり、評価も得ていましたが、ただの覇権争いのためだけにユーザーを振り回すのはやめて欲しい。
写真のMSもこの撮影のためだけに買いました。
自社製品でしか使わない独自仕様なんていかにも無駄です。
開発費も馬鹿にならないでしょうに。
右前方にはフラッシュモードスイッチと、ナイトショットスイッチが並んでいます。

ナイトショットは0ルクスでも撮影できるという優れものですが、その際はモノクロになり、画質は期待できません。
どうしても闇で撮りたいとき?用です。

スイッチの上に見えるグリルはR側マイクです。
内蔵フラッシュはモードがONになっていると、自動的にポップアップします。
予期していないとびっくりします。

10倍というズーム倍率に比べ光量が十分ではないため、使えるシチュエーションは限られます。

レンズが明るいので、通常はOFFにしておき、必要なときだけ利用するよにしたほうがいいでしょう。
内蔵フラッシュの後方にはアクセサリーシューが用意されています。

ビデオカメラなので、撮影ライトとか高感度マイクなどのオプション品をセットするのがメインです。

一応、ガイドナンバー10程度のオプションフラッシュはあるようですが、遠距離は難しいでしょう。
角型のレンズフードーが付属品としてついてきます。撮りつけるとこんな感じ。

なかなかプロっぽいイメージになっていいかも。
でもカバンにしまうときは邪魔。いちいち取りはずすのも面倒。

日差しの強い屋外での撮影が多いかどうかで決めておくといいでしょう。
これがF1.8の明るいカールツァイスレンズ。

何と言ってもハイビジョンカメラですから、明るいだけではなく、レンズの解像度もそれなりのものになっているはずです。

見た目にも明るい感じで、紫っぽい写り込みがしっかりとしたコーティングがなされているという印象を与えます。
口径もそれなりに大きく、いい映像がとれそうな予感バリバリです。

このレンズのおかげで、暗いところでも、ズームアップしたときでも、破綻の少ない映像が得られるのではないでしょうか。

SONYとしても久しぶりに力のこもった映像機器になったのではと思います。
レンズの下側に目を移すと、何だか宇宙戦艦ヤマトの第3艦橋を覗いているような勇壮な感覚に襲われました。

レンズ部のごつい感じも波動エンジンのような、ガントリーロック解除!みたいな。

いやぁすんませんね〜古くて。(^^;)
底面にはカセット蓋オープナーがあります。
そしてその横には三脚用のネジ穴が。

GR-DV5000もそうでしたが、これだと三脚に取り付けたままテープの交換ができないんですよね。
使い込むほどに不便に感じる点です。

その点NV-GS200Kはよくできています。
カセット蓋をひらくとminiDVテープがせり出してきます。
どのメーカーのも遅いですが、この機種はちょっと反応も鈍いかも。

三脚からはずし、この状態でテープ交換になります。場所によってはつらいかも。

それでもハイビジョン映像の撮影は三脚を使ったほうがいいです。
 
余談ですが、HDV1080i方式で撮影したテープは現在のところ、HDR-HC1またはFX1がないと再生できません。今後は増えてくるものと思いますが、今はまだ、間違えてDVのみの機器に入れて再生できない、と焦ることもありそうです。旧来と同じminiDVカセットを使っているだけに。
左側面に目を移します。

フォーカススイッチを手動に設定すると、レンズ周囲のリングを回転させることでフォーカシングできます。

その下には、テレマクロ、拡大フォーカス、逆光補正など、撮影中によく使いそうなボタンが並んでいます。
さらに液晶パネルの下部には明るさ調整ボタンとレバー、i.LINK(HDV/DV)端子、USB端子、コンポーネントビデオ出力端子(特殊D端子)、映像/音声出力端子、電源入力端子、と、端子群がまとめられています。

明るさ調整レバーは再生時には音量レバーになります。

i.LINKからのHDV出力をパソコンに取り込むと、これまでにない高精細な画像を利用した編集ができます。

USBはマスストレージクラスで自動認識します。
映像/音声出力端子の形状が特殊なのはちょっと気になります。
よくある3.5φの4ピンミニジャックでも良かったのではないかと思います。

マイク/ヘッドホン端子はレンズ下のゴムカバーの中にあります。

ゴムカバーは邪魔にならないよう、大きく引き離せるようになっていますが、ちょっと壊れやすそう。

というわけで、ざっくりと紹介してきましたが、まだまだこなれる余地も
ありそうなものの、すぐ買ってもさほど後悔することのない仕上がりには
なっています。何よりいますぐハイビジョン撮影したいならもはや選択の
余地はないと言えます。 え?FX1もある?いやぁ、でかいっしょ。
むしろさらに小型化されるてあろう後継機種が早く出てくれないかと
いまから期待してしまうくらいです。そしたら手ぶれ補正が大事です。


 
■サンプル画像

クリックするとオリジナル画像を表示します。

ファイン1920×1440

とんかつ丸五

 

ファイン1920×1440

電気街

 

ファイン1920×1440

万世橋

         

ファイン1920×1440

電気街

 

ファイン1920×1440

電気街

 

ファイン1920×1440

反射光も綺麗に写る

         

ファイン1440×810

電気街

 

ファイン1920×1440

秋葉にデニーズ

 

ファイン1920×1440

つくばエクスプレス

         

ファイン1920×1440

Yodobashi Akiba
ズーム@ x1

 

ファイン1920×1440

Yodobashi Akiba
ズーム@ x10

 

ファイン1920×1440

コアラのぬいぐるみ

         

ファイン1920×1440

ズームA x1

 

ファイン1920×1440

ズームA x10

 

ファイン1920×1440

ラーメン中華丼セット

         

ファイン1920×1440

ズームB x1

 

ファイン1920×1440

ズームB x10

 

ファイン1920×1440

緑地公園

         

ファイン1920×1440

花壇

 

ファイン1920×1440

花壇 2.8メガ相当

 

ファイン1920×1080

花壇
16:9、2.1メガ相当

         

ファイン1440×1080

花壇 1.5メガ相当

 

ファイン640×480

花壇 VGAサイズ

 

スタンダード1920×1440

花壇 スタンダード

         

ファイン1440×810

花壇 1.2メガ&16:9
カメラモードでのフォト

 

ファイン1920×1440

でかたまごっち

 

ファイン1920×1440

もうすぐ?クリスマス



−−−−− 動画 −−−−−

HDR-HC1には動画をメモリ保存する機能はありません。
しかしながら、ハイビジョン画像の美しさは筆舌に尽くしがたい
ものがあり、何とかこれをご覧いただく方法をと考えました。

しかし、HDV1080iの映像をそのままPCに取り込むと
たった1秒で3MBものサイズになってしまいます。
加えて、再生するためのハードウェアスペックも相当に
高いものが要求さる上、再生ソフトも限定されます。

HDR-HC1のもつDV変換機能を使用すれば、手軽に
従来のDVと同等の画質に変換して出力されますが、
それではハイビジョン画像の美しさは伝わりません。

そこで今回はTMpegEnc 3.0 XPress試用版を使い、
iLink経由で読み込んだHDV1080i形式の動画を
映像ビットレート1MbpsのWindowsMediaVideo9形式に
エンコードした動画を作成しました。
これでもファイルサイズが12MBになってしまいました。

・・・なぜか画像にスムーズさがありません。(T_T)
これだけのビットレートですから、それなりの再生環境が
要求されるのも事実ですが、このカクカクさはエンコードが
うまくいっていないために他なりません。
それでも映像の美しさは伝わるのではないかと思います。

1440 x 1080 WMV 12MB

長さ:1:20、ビットレート:1192 Kbps


もっとスムーズで綺麗なエンコードができましたら
差し替えたいと思います。

05.12.3 追記

WMV形式はどういうわけかいまひとつうまく
いかなかったTMpegEnc 3.0 XPress試用版ですが、
MPEG1形式を試してみたところうまく作成できました。
しかし、ファイルサイズは84MBに。(^^;)
気長に待てる方は見てやってくださいまし。(^^ゞ
なお、再生環境はP4 2GHzくらいは必要かも。
ちなみに右クリックして「対象をファイルに保存」してから
再生したほうが安定再生できます。

1440 x 1080 MPEG1 84MB

長さ:1:20、ビットレート:1 Mbps


さて、この動画を見てすぐにでも欲しくなった方も
いらっしゃるのではないかと思います。
Amazon なら在庫があれば24時間以内に発送してくれて、
1500円以上の商品は送料もかからないので、
週末にはHC1を持って飛び出せますよ!(^^)v


 
 
■HDR-HC1 仕様

記録方式

JPEG(DCF/Exif2.2準拠)、DPOF対応、HDV1080i方式、DV方式

記録画素数

動画 16:9時:198万画素、4:3時:148万画素
静止画 16:9時:207万画素、4:3時:276万画素

記録媒体

ミニDV、メモリースティックデュオ(16MB付属)、メモリースティックPROデュオ

記録コマ数

メモリースティックデュオ16MB使用時:
1920×1440(2.8メガ相当) ファイン約11枚,スタンダード約26枚
1920×1080(16:9、2.1メガ相当) ファイン約14枚,スタンダード約34枚
1440×1080(1.5メガ相当) ファイン約19枚,スタンダード約43枚
640×480ドット(VGAサイズ) ファイン約96枚,スタンダード約240枚

撮像素子

1/3型 297万画素CMOSセンサー

レンズ

カールツァイスレンズ バリオ・ゾナーT* F1.8〜2.1(f=5.1〜51mm) 
リニアマッハAF 新アクティブイメージエリア方式手ブレ補正

撮影可能距離

37mm〜∞

露出制御方式

プログラムAE (中央部重点測光)

露出補正

24段階、逆光補正

シャッタースピード

1/2〜1/10,000秒

感度

15ルクス(ナイトショット撮影時0ルクス)

ホワイトバランス

自動/ワンプッシュ/屋外/屋内

連写

セルフタイマー

なし

内蔵フラッシュ

インテリジェントフラッシュ

ズーム

光学10倍、デジタル120倍(テープ時)

モニタ

2.7型(16:9/12.3万ドット)

ファインダー

0.54型 カラー(16:9/25万ドット)

入出力端子

i.LINK、USB2.0、コンポーネント出力、AV入出力、LANC端子、マイク、ヘッドホン

電源

バッテリーパック(NP-FM50)、ACアダプター

電池寿命

NP-FM50使用時 HDVモードで連続1時間20分

サイズ

幅71mm×高さ94mm×奥行188mm

重量

約780g (NP-FM50使用時)

付属品

ACアダプター , 電源コード , バッテリーパック(NP-FM50) , 特殊D端子コンポーネントビデオケーブル、AV接続ケーブル、USBケーブル、メモリースティック デュオ(16MB)、メモリースティックデュオアダプター、ワイヤレスリモコン(RMT-831)、レンズフード






 

 

 
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