トイレのセルフリフォーム⑦ 棚のリニューアルと腰壁のモール貼り



 

もともとの棚は住みはじめた頃に階段下のへこんだスペースを有効活用すべく、板をL金具で留めただけの素っ気ないものでした。

そこにトイレットペーパーや生理用品をしまうので、奥さんが主婦目線でレースの目隠しをかけていました。
思えば低かったなぁ、DIY力。

これを扉がついた白を基調とした棚にリニューアルします。

最初は既製品でおあつらえ向きなものはないかと探していましたが、まっっったくない。扉なしならサイズ的に近いものもなくはないですが、重くて、高い。

たかがトイレットペーパーを入れるのにそんなに重厚なものはいらないんだよなぁ。

プラスチックで床置きのタイプなら軽くて安いものもあるけど、いかにも安っぽい。

もはやうちのトイレはなかなか品がある状態になったのでそんなのは置きたくない。

となると自作か?

でもなぁ、、過去の経験から考えると、木で作ると大抵あらが目立つ納得の行かない出来になっちゃうんだよなぁ。。

とは言うものの、いくら探しても都合のいいものがないので、ここは作るしかねぇだろ、という結論に達しました。

観念して作る前提で材木を見てまわるものの、木もけっこう高いんですよね。重いし。

でも、いいものが見つかりました。

カラー棚板 ホワイト木目 600×150×9mm 548円 (右手壁用)

希望どおりの白くて軽くて安い木の板。桐材をメラミン化粧板でカバーした構造のようです。

今のところカインズホームの千葉ニュータウン店にしか置いているのを見ていません。(※その後カインズホーム東習志野店にもあるのを確認。桐ではないもののロイヤルホームセンターにも9mm厚の板を確認。)

これを見つけて俄然やる気が出てきました。

取り付ける壁は石膏ボードなのでネジは利きません。といってアンカーを打つほど重い物をしまうわけじゃない。もっと目立たずシンプルに設置したい。でも扉はどうしても取り付けたい。

という条件で考えた答えがこれ。

棚板の奥のほうは、ダイソーで買った0.8mmのハンドドリルで穴を斜め下に向けて開け、0.7mmの虫ピンで石膏ボードに固定する。

手前側は扉を受けるのに必要な最小限の支柱を両サイドに立て、その支柱に斜めに穴を開け、虫ピンで石膏ボードに固定する。扉はマグネットで受ける。

扉を取り付ける側の支柱も虫ピンで固定。扉は普通に蝶番で固定する。

虫ピンの本数は強度と相談しながら増やしていこうと思っていましたが、それぞれ3本、計9本で十分しっかり固定されています。

軽量でシンプルな棚に、今度は軽量な扉を取り付けます。

扉は3mm厚の塩ビ板を2重に重ねて作りました。1枚でも行けるかと思って作ってみたところ、使えないことはないものの開閉時のたわみが大きくさすがにダサいので重ねることとしました。特に接着はせず、重ねたまま蝶番と取っ手のネジで留めただけです。

この取っ手もカインズで50円で見つけたもので、デザイン的に合うものはこれ以外だと何倍も高価なものになってしまうんです。もうこれ一択です。これの裏側に金具を共締めし、マグネットに当たるようにしています。

入って右手の空間にも同じ手口で棚を設置しました。

こちらは照明器具があるのでその分扉に大きく切り欠きを入れています。また奥行きが110mmしかない場所ですが、トイレットペーパーを入れるにはちょうどいいんです。どちらも自作ならではの対応力ですね。

ちなみに3mm厚の塩ビ板を選んだのにはもうひとつ理由があります。

5mm厚になると急に値段が上がるんです。

なので3mm厚にしておいて、強度が足りなかったら重ねようと考えました。


続いては腰壁と上の壁との境目に木目調のモールを貼ります。

モールも色合いや幅が異なるものが何種類かあるのでしばらく悩んでから決めました。

柱と同じ色合いの木目調があればよかったのですが、ないので幅木と似た色をを選んでいます。

さらに気になっていた柱と壁の不自然な隙間も同じモールでふさぐことで、ついでに一体感が少し出たかな、と思います。


8月8日追記:

3か月ほど経ったところで、虫ピンで止めていた柱のうち、扉を蝶番で固定していた柱のほうが浮いてきました。

軽量に作ったとはいえ、扉を支える柱に虫ピン3本ではさすがに弱かったですね。

ということで、もともと角度を変えて開けておいた穴に虫ピンを追加しました。
それでも0.7mmの虫ピンが5本です。

これで浮き上がりも抑制できることでしょう。

 

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